きょうのクイズはこれぃ！！
【あさクイズ12/22】
— こぼねろ( ´・◡・｀) (@koboneron) December 21, 2021
今日は公民からの出題！！今日本で起きている現象についてです。
問題：物価が下がり、お金の価値が上がる現象のことを何というでしょう？？
いつも通り12時30分解答解説✨
ヒントは朝9時ごろ公開！！
さくっと解説
1.インフレーション
インフレーションはよく「インフレ」と略されることが多いです。
この現象は、
「物価が上がり、お金の価値が相対的に下がる」ことです。
問題文と一致しないので、今回の答えはこれではありませんね！
分かりやすいように例を出しましょう！
「今まで100円で買えていたお菓子が、200円必要になりました。（内容量は変わってないとする）」
この現象が起きたとき、100円から200円に必要なお金の量が2倍になりました。この結果、お金の価値が半分になってしまいました。
この現象をインフレと言います。
このインフレは為替市場にも影響を与えます。
この内容については、4番の選択肢のところで解説しています。
進みすぎたインフレ「ハイパーインフレ」
適度なインフレは経済発展をもたらしますが、過度なインフレは人々の生活に混乱を招いてしまいます。
有名なのがジンバブエという国で起きたハイパーインフレですね。
インフレ率は2008年で2億3100万％です。
一年で物価が231万倍になってしまいました。
日本で考えると、お正月10円で買うことができたうまい棒が年末には2310万円に値上がりする感覚です。
そのせいでこの国には「1兆ジンバブエドル札」とかいう意味わからないお札が生まれる次第です。
2.スタグフレーション
この現象は、景気が後退（悪く）なっていくのと同時にインフレが起きることです。
インフレが起きていると基本的には景気は良くなっていくのですが、原油高騰など原材料関連の値段が上がるとこの現象が起きます。
わかりやすいのは最近のガソリンの価格ですね！
今の日本の景気はコロナも相まって最悪です。さらに日本は物価減少中のため本来ならガソリン価格も下がるはずなのですが、石油の産油国がもっとお金が欲しいために産出量を落としているので原油価格が上がっています。その影響でガソリン価格がバカみたいな値段になろうとしています。
日本全体でいうと、オイルショック後の1970年代はまさにこの現象でした。
この現象は、消費者にとって最悪な現象です。給料減ってるのに、物価あがってるやん！生きてねえ！みたいな状態。
3.デフレーション
デフレーションは、「デフレ」と略される現象です。
これはインフレとは真逆で、
「物価が下がり、お金の価値が上がる」現象のことです。
「お金の価値が上がる」ということで一見よさそうな現象ですが、実は景気停滞の要因となる避けたい現象です。
これが起きる理由というのは、「需要減少」がおおきいです。
物を買ってくれる人がいない→値段を下げる→でもあんまり売れない→値段を下げる
このサイクルで物価が下がります。
物が売れないので給料は減るし、お金の流動性が下がるので景気は悪くなるし、さらには業績悪化からのリストラなどなど
ちなみに、デフレーションが連鎖的に続く現象を「デフレスパイラル」と言います。
今の日本はまさにこの状態！
1999年ごろからずっとデフレで、日本銀行はこの状況を脱却するために、インフレ率2％を目標として「マイナス金利政策」など行っています。
なので日本の政策金利はまさかの－1％。今地獄のトルコの政策金利は14％。
なぜトルコが地獄か知りたければ、「トルコリラ 暴落」って調べるか、直接こぼねろに聞いてみよう！！
4.円安ドル高現象
そのまんまです笑
円安とか円高とかよくわからないのでここで完璧にしていきましょう！
円安現象
その名の通り円の価値が下がる現象です。
例えば、今日1ドル＝100円だったが、明日1ドル＝120円になった場合、
1ドル入手するのに、20円多く必要になっています。これはつまり円の価値が下がったためより多くの日本円を払わないとドルを入手できなくなるのです。
円安の場合、輸入業者にとっては痛手です。そして海外の商品は若干値上がりする傾向にあります。
反対に輸出業者にはうれしい知らせです。10ドルの商品なら、1000円から1200円になりますから。
円高現象
円の価値が上がる現象。円安の逆
もし今日1ドル＝100円だったのが、明日1ドル=80円になった時、
1ドル入手するのに、20円少なく済みます。つまり円の価値が上がったので、より少ない日本円の支払いでドルを入手することができるようになります。
円高の時は円安と真逆で、輸入業者に優しく、輸出業者に厳しいです。
そして海外商品は若干値下がりする傾向にあります。
インフレと為替市場
とある国でインフレが起きるとその国の通貨の価値が下がるということです。
通貨の価値が下がるということは、～安になります。
もしもハイパーインフレが起きた場合、通貨の価値が何万分の1となった場合、外貨を取り扱う業者は地獄を見るか天国を見るかの2択になってしまいます。ちょうどいいなんてものはありません。
ちなみに、外貨の相場の変化を利用する取引を、
「外国為替証拠金取引」といいます。
みんなが知っているFXというやつです。
こたえは…
今日の問題は、
「通貨の価値が上がり、物価が下がる現象」なので、解説より…
3.デフレーション
きょうのおすすめ
この分野は、高校の現代社会と政治経済で絶対に把握しなければならないところです。
きょうは、こぼねろが受験を乗り切った政治経済の本をご紹介！
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